滋賀県市町村職員研修センター

研修詳細

第1回ワークショップ・ファシリテーター研究会についての詳細です。

● 概要

研修名	第1回ワークショップ・ファシリテーター研究会
目標	ワークショップに有用な知識を学ぶとともに、ファシリテーター相互の経験や交流を通じて、効果的な指導方法を研究する。
計画人員	30人
受講者数	27人
対象者	ワークショップ・ファシリテーター養成研修を修了し、現在、研修の講師として活躍している職員及び今後研修の講師として活躍が期待される職員
実施期間	1日間第1日程：令和7年8月20日
研修会場	滋賀県市町村職員研修所（大津市）
センター締切日	令和7年8月13日

● スケジュール

日	科目名	方法	開始時間	終了時間
1日目	新任職員（後期）研修の登壇に向けて	講義	13:30	14:30
	対話で導く、未来へのキャリア支援	講義・演習	14:30	16:30
	新任職員（後期）研修　事前打合わせ	討議	16:30	17:00

● 科目詳細

新任職員（後期）研修の登壇に向けて
今年度、養成研修を受講され、新たにワークショップ・ファシリテーターの一員になられた方を対象に、研究会の幹事さんからプログラムや進め方について説明をしていただきます。
ワークショップ・ファシリテーター研究会幹事の皆様
対話で導く、未来へのキャリア支援
■キャリア支援の基本視点　①そもそもキャリアとは　②キャリアは「過去・現在・未来」で構成される　③「10年後の姿は誰でも遠く感じる！」　　　理想像が意欲と成長のエンジンになる/私たちの問いかけが未来の扉を開く ■ワーク：10年後を想像させる問いの工夫　①抽象的な問いかけ/想像しやすい問いかけ　②実践ワーク：あなたならどのような問いかけをするか？ ■新任職員への声かけの心得　①Z世代の傾向と声掛けのNG例　②声掛けの３つの鉄則　　　否定せずに受け止める/プロセスや努力に言及を/選択肢や異なる視点を ■コーチング的関わり方を体感する　①コーチングは、傾聴・承認・質問力が３つの鍵となる　　　傾聴の実践ポイント/問いかけのバリエーションを広げる/承認法の具体策　②ペアワーク1：「傾聴・承認・質問」で相手と関わる　　　テーマ：例「最近、うまくいかないことは？」→まとめ：相手と寄り添う関わり方　③ペアワーク２：「新入職員役と講師役でコーチングする」　　　GROWモデルの活用＆本日の学びを活用して新入職員と関わる模擬ロープレ　　　振り返りとまとめ（講　　師）　株式会社ウィズネス　教育コンサルタント　本田　妃世　氏
新任職員（後期）研修　事前打合わせ
新任職員（後期）研修に向けて、事前打合せ会を行います。また、研究会幹事さんにより担当班・ペアを発表し、その後は各ペアに分かれて打ち合わせをしていただきます。

● 総括

講師からのメッセージ

今回の研修では、ファシリテーターとして新任職員を支える関わり方を実践的に学んでいただきました。

特に、「10年後の姿を引き出す問いかけ方」「傾聴・質問・承認といった関わり方の基本」「声かけの工夫」など、日常の指導場面にも応用できる技術を中心にお伝えしました。

まず、「問いかけ」の工夫では、相手の「過去・現在・未来」が自然と思い浮かぶような質問を設計してください。
また。言葉を選ぶ際には相手の感情や状況に寄り添う姿勢が大切であることを体感いただきました。
これは日常の面談や声かけの際にも、活用できる視点です。ぜひ日常の場面でも活用してください。

また、相手の話を受け止める「傾聴」や、未来に目を向けさせる「質問」、小さな変化や努力を認める「承認」は、対話の場を支える土台です。基本的な姿勢はもちろんのこと、場面ごとの応用を意識して、今後も日々の関わりの中で磨いていただければと思います。